ふとした時に感じる違和感。あるいは、理由もないのに惹かれるものや、なぜか心に残る夢や風景。
それは今この瞬間だけでは語りきれない、“もっと深い記憶”からのサインかもしれません。
私たちの深層意識には、まだ思い出していない膨大な記憶が存在していると言われています。
その記憶が保存されている場所──それが「アカシックレコード」。
“今必要なメッセージ”が、まさにこの無限の記憶から届くとき、私たちは言葉を超えたヒントと再会できるのです。
本記事では、そのアカシックレコードとは何かを詳しく解説し、音でつながる方法としての「アカシック・チューニング」音源の特徴や過ごし方までを丁寧にご紹介します。
【1. アカシックレコードとは?|起源・歴史】
アカシックレコードとは、サンスクリット語で「空」「エーテル」を意味するアーカーシャ(Akasha)に由来し、宇宙に存在するすべての出来事・思考・感情・行動の記録が保存されている“情報フィールド”を指します。
目には見えなくとも、万物の背後にあるエネルギーの層として古くから東洋思想の中で語られてきました。
この概念が西洋に紹介されたのは、19世紀後半。神智学の創始者の一人であるヘレナ・P・ブラヴァツキーが、インド哲学や密教に基づいてこの“宇宙の記憶層”を紹介したことで注目を集めます。
さらに、神智学を引き継いだルドルフ・シュタイナーやチャールズ・W・レッドビーターらによって、「人類の進化の歴史がそこに記録されている」という考えが広まり、アカシックレコードという言葉が一般に浸透していきました。
20世紀初頭には、“眠れる預言者”とも呼ばれるエドガー・ケイシーがこの領域にアクセスし、数千件にも及ぶアカシックリーディングを行いました。
彼のリーディングは、個人の前世情報、身体的治療、未来の可能性にまで及び、アカシックレコードは“魂の記憶の図書館”というイメージを決定づけました。
現代では、アカシックレコードはスピリチュアル分野における重要な情報層とされ、
前世療法、自己探求、ヒーリング、創造性の源泉として、多くのセラピストやチャネラーがアクセス方法を学び実践しています。
この記憶層に触れることで、私たちは自分自身の本質を深く理解し、
「なぜ今ここにいるのか」「これからどこへ向かうのか」という魂レベルの問いに対するヒントを受け取るといわれています。
【2. アカシックレコードを音源で表現すると?】
音──特にバイノーラルビートは、意識状態を特定の領域へ誘導する“周波数の橋”となるツールです。
アカシックレコードの領域は、論理的思考を超えた直観的・象徴的な領域であるため、通常の覚醒状態(ベータ波)ではアクセスが難しいとされています。
今回の「アカシック・チューニング」音源では、以下の点に着目して設計しています。
- 右耳の周波数を5段階に変化させ、段階的に意識を深層へ導く
- アルファ→シータ域への自然な遷移
- 問いを立てた後に“手放す”設計により、潜在意識が静かに働く空間を確保
言葉を使わず、“音そのもの”で記憶の海に誘導する──これが、音によるアカシックチューニングの特徴です。
【3. タイムスケジュール構成(全20分)】
時間帯内容状態イメージ
0〜5分リラックス・感覚を開く思考が静かにほどける
5〜9分深層への遷移(周波数変化)意識が静かに降りていく
9〜20分アカシック領域への滞在記憶層に触れ、ヒントを受け取る
【アカシック滞在中11分間の過ごし方ガイド|9〜20分目】
ここからは、
意識がゆっくりと「まだ知らない記憶層」へと開いていく特別な時間です。
この時間帯を、
より有意義に過ごすための手順と感覚をお伝えします。
【1】9〜10分目:「そっと扉が開く感覚」を待つ
▶️ 音に身を委ねながら、
「今、静かに新しい扉が開き始めた」とイメージしてください。
ここで大切なのは、焦らず待つこと。
ドアは自分で押し開くものではなく、向こう側から静かに開いてきます。
【理由】
無理に探そうとすると、意識が表層に引き戻されてしまうため。
ただ漂うだけで十分です。
【2】10〜12分目:「問いをひとつだけ、心に置く(任意)」
▶️ 必要であれば、心の中でそっと問いかけてください。
例:
- 「今の私に必要なヒントを受け取ります」
- 「これからの道に必要な気づきを、静かに受け取ります」
問いを置いたら、すぐに手放す。
答えを探しに行かず、ただ音に戻ること。
【理由】
問いを持ち続けると雑念が生まれ、感受性が閉じてしまうため。
手放した瞬間から、答えは静かに向こうからやってきます。
【3】12〜16分目:「もし、浮かんできた感覚やイメージがあれば、ただ受け取る」
▶️ ふとした瞬間に、
- 映像
- 言葉にならない感覚
- 知らない風景
- 誰かの顔
などが浮かぶかもしれません。
▶️ それがどんなに小さなものであっても、
意味を考えず、ただ受け取ること。
【理由】
アカシックレコードから届く情報は、最初は非常に微細で曖昧なため。
意味づけや解釈を急ぐと、その瞬間に感受性が閉じてしまいます。
【4】16〜20分目:「静かな余韻に身を預ける」
▶️ 浮かんできたものがあっても、なくても、
この時間は意識を広げるためだけに使います。
▶️ 深呼吸をしながら、
音と空間を一体化させるイメージで、心も体も溶かしていきましょう。
【理由】
体験の「統合」がこの時間に起こるため。
すぐに意味を求めず、広がった感覚そのものを信頼して終わると、
後になってじわじわとヒントが降りてきます。
【まとめ|アカシック滞在11分間の流れ】
時間帯すること感覚イメージ9〜10分静かに扉が開くのを待つ流れに身を任せる10〜12分必要なら問いをひとつ置く(すぐ手放す)軽く置くだけでOK12〜16分浮かぶものがあれば、ただ受け取る小さな感覚を信頼する16〜20分深呼吸しながら余韻に浸る体ごと音と一体になる
【感覚的に伝えたい最終メッセージ】
▶️ この10分間は、
「探す」のではなく、
「迎える」ための時間です。
▶️ 浮かんでこなくても、
何も感じなくても、
それでいいのです。
▶️ 必要なものは、
あなたが知らないうちに、
ちゃんと内側に届いています。
【5. 聴くときの注意事項】
- イヤホン/ヘッドホン推奨(バイノーラル構造のため左右の違いが重要です)
- 聴く前にコップ一杯の水を飲む(体内の電気的伝導が高まり、感覚が冴えやすくなります)
- 「今の自分に必要な記憶とつながります」と心に意図をそっと置く
- 再生中は途中で止めず、20分間すべて通して聴く
- 浮かんできたことは否定せずに受け取る
- 意味づけや判断をせず、ただ漂うように聴く
- 終了後は数分間の静かな余韻を楽しむと、統合が進みます
- メモを取りたい場合は、最後にふと浮かんだキーワードだけを軽く書き留める程度でOK
【6. セルフワーク:今必要なメッセージを最大限に受け取るための3ステップワーク】
ワーク1|聴く前の「空間」と「自分」を整える
- 静かな場所を選び、照明を落とすか自然光の中で整える
- スマホ・通知・タスクをオフにし、意識の“ノイズ”を減らす
- 目を閉じて、ゆっくり3回深呼吸。体と心を「今」に戻す
ワーク2|心の奥にある「問い」を見つけて、手放す準備をする
- 「いま本当に知りたいことは何だろう?」と静かに自分に尋ねてみる
- 出てきた問いをひとつだけ紙に書く、または心にそっと置く
- 「答えを探しにいかない」意識で、その問いを空に放つように手放す
ワーク3|音の中で「感じたこと」を信頼する
- 音源を再生し、問いのことは忘れて音に身を委ねる
- 浮かんできた感覚・映像・色・言葉を、意味づけせずに感じる
- 聴き終えたあと、ふと心に残っていることをメモする
この3ステップによって、「今必要なメッセージ」が届きやすい“感受の状態”へと意識が自然に移行していきます。
【まとめ|“今必要なメッセージ”は、静かに内側から届く】
アカシックレコードとは、私たちの思考や感情、魂の旅路までも記録された“無限の記憶層”。
そこにアクセスするには、探しに行くのではなく、静かに“迎え入れる”意識が大切です。
バイノーラルビートによるアカシック・チューニング音源は、そうした微細な意識の領域にあなたをやさしく導きます。
焦らなくて大丈夫です。 答えは、思考を超えたタイミングでふと届くことが多いから。
必要なときに必要な記憶と再会できるように、 あなた自身の“受信する感覚”を信じてみてください。
音とともに、まだ知らない自分との出会いがそっと始まります。
コメント