実は私は、マイケル・ジャクソンの熱心なファンではありませんでした。
もちろん存在は知っていましたし、有名な曲も耳にしていました。
しかし、「好きなアーティストですか?」と聞かれたら、そう答えることはなかったと思います。
そんな私がマイケルに興味を持つようになったきっかけは、クイーンの映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観た後に読んだ、一つの記事でした。
そこには、
「次はマイケル・ジャクソンの映画が公開される。」
と書かれていました。
その瞬間、私はふと思いました。
「映画になるということは、きっと今の時代に伝えたい何かがある。」
そう感じた私は、公開までの間、動画やインタビュー、残された言葉、作品などを少しずつ見るようになりました。
すると、それまで抱いていたマイケルの印象が、少しずつ変わっていったのです。
私が惹かれたのは、世界的なスターという肩書きではありませんでした。
とことん打ち込める集中力。
純真無垢な心。
上品な内面。
作品そのもので自分を表現する強さと勇気。
そして、本当の意味での優しさ。
知れば知るほど、マイケルは「遠い存在」ではなく、一人の創造者として私の心に近づいてきました。
そして、私自身も気づかないうちに、彼の生き方から多くのことを学んでいました。
そんなある日、夢の中に、マイケルを思わせる姿が現れました。
走り続け、波に乗り続け、心から楽しそうに滑るように進んでいる姿でした。
その姿を見た時、不思議と心の中に、
「これは映画を観に行った方がいい。」
という思いが静かに広がっていきました。
そこには、まだ知らない何かがある。
そんな感覚でした。
そして迎えた映画公開の日。
映画館を出た時、私が持ち帰ったものは、成功でも、名声でも、スキャンダラスな話題でもありませんでした。
心に残っていたのは、
「自分の光を放つことを忘れない。」
という、とてもシンプルなメッセージでした。

この本を書き始めた頃の私は、「マイケル・ジャクソン」という一人の世界的スターを見ていました。
しかし書き終えた今、私が尊敬しているのは、一人の人間としてのマイケルです。
評価されるためではなく、自分が信じる作品をつくり続けたこと。
どんな困難の中でも、子どものような純粋さを失わなかったこと。
そして、自分にしかできない表現を最後まで貫いたこと。
だからこそ、亡くなった今もなお、世界中で新しいファンが生まれ続けているのだと思います。
もしマイケルが今も生きていたら、私はきっとコンサートへ行っていたでしょう。
亡くなった方から、こんなにも影響を受けるとは、以前の私は想像もしていませんでした。
それだけ、人の心に残る生き方がある。
作品だけではなく、その人の在り方そのものが、人を動かすことがある。
私は、それこそが本当の魅力なのだと、改めて感じました。
人は、肩書きや成功だけで心を動かされるのではなく、
その人の生き方や、作品に込めた想いに触れたとき、
時代を超えて影響を受けることがあるのだと思います。
私は、この本を書きながら、自分自身の中にも大切にしたい「光」があることに気づきました。
だから、この本はマイケルについて知るためだけの一冊ではありません。
マイケル・ジャクソンの人生を通して、
あなた自身の「光」を思い出すための対話集として書きました。
もし、あなたが今、
何かに迷っていたり、
自分らしさを見失いそうになっていたりするなら、
一度立ち止まり、自分の心に耳を傾けてみてください。
あなたが本当に大切にしたいものは何でしょうか。
あなたは、どんな時に夢中になれますか。
その答えの中に、
**あなただけの「光」**が隠れているのかもしれません。
この本が、その光を思い出す、小さなきっかけになれば、
これほど嬉しいことはありません。
📖 『マイケル・ジャクソンから学ぶ 自分だけの光を思い出す方法』
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