あなたは、
大人になると、
「子どもの心」は、少しずつ失われていくものだと思いますか。
私は以前、
そういうものなのだと思っていました。
子どもの頃は、
何を見ても新鮮で、
何をしていても夢中になれた。
でも、
大人になるにつれて、
現実を知り、
責任が増え、
少しずつ心は落ち着いていく。
それが成長なのだと、
どこかで思っていたのです。
けれど、
マイケル・ジャクソンの人生をたどっていくうちに、
私は、
その考えが少し変わりました。
マイケルが最後まで守り続けたかったのは、
子ども時代そのものではありません。
子どもの心。
もっと言えば、
「心が動く力」
だったのではないか。
私は、
そんなふうに感じるようになっていました。
子どもでいられる時間は、とても短かった
マイケルは、
五歳でステージへ立ちました。
家族とともに歌い、
踊り、
世界を目指していました。
同じ年頃の子どもたちが、
学校へ通い、
友達と遊び、
毎日を過ごしている頃、
マイケルは、
一人のプロとして生き始めていました。
その後、
世界中から注目される存在となり、
自由に街を歩くことさえ難しくなります。
後年、
マイケルは、
「子ども時代がなかった。」
と語っています。
だからこそ、
何度も繰り返し、
「子どもの時間は、とても大切です。」
と話していたのでしょう。
私は、
その言葉を知った時、
ようやくその重みが少し分かったような気がしました。
ネバーランドが守ろうとしたもの
マイケルは、
ピーターパンを愛し、
ネバーランドを作りました。
遊園地。
動物たち。
映画館。
そして、
子どもたちの笑顔。
その姿だけを見ると、
「失った子ども時代を取り戻したかった人」
そう思われることもあります。
でも、
私は少し違うように感じています。
マイケルが守りたかったのは、
子ども時代ではなく、
子どもの頃にしか持てない、
心の動き
だったのではないでしょうか。
美しいものを見て、
素直に感動すること。
「これが好き。」
と迷わず言えること。
夢中になって、
時間を忘れること。
私は、
子どもの心とは、
年齢ではなく、
この「心が動く力」そのものなのだと思いました。
心の中の子ども
心理学では、
心の中にいる幼い自分を、
「インナーチャイルド」
と呼びます。
インナーチャイルドは、
傷ついた心を癒やす存在として語られることが多くあります。
けれど、
私は、
それだけではないと考えています。
本当に大切なのは、
癒やして終わることではなく、
その存在を喜ばせ、
人生を通して育て続けていくことです。
心の中の子どもは、
喜ぶことで、
また動き始めます。
笑うことで、
また夢中になります。
そして、
「これが好き!」
「もっと知りたい!」
そんな小さなサインを、
私たちへ送り続けてくれます。
マイケル・ジャクソンの人生を見ていると、
私は、
その姿を何度も見ることができました。
子どものように感動し、
夢中になり、
「好き」という気持ちを、
最後まで大切に育て続ける。
その生き方そのものが、
私には、
インナーチャイルドを喜ばせ、
育て続けている姿のように映ったのです。
「好き」は、ここから始まる
第二話では、
「好き」と「才能」の違いについて書きました。
第三話では、
「好き」の育て方について書きました。
そして今、
振り返ってみると、
その始まりは、
すべてここにあったように思います。
心が動く。
だから、
好きになる。
だから、
夢中になる。
だから、
もっと知りたくなる。
私は、
「好き」の始まりは、
心の中の子どもなのだと、
マイケルの人生を通して教えてもらった気がしました。
私が受け取ったこと
私は、
マイケル・ジャクソンの人生から、
一つのことを教えてもらいました。
大人になることは、
子どもの心を失うことではない。
むしろ、
その心を大切に守りながら、
人生を歩いていくことなのだと。
子どもの心とは、
幼さではありません。
感動する力。
夢中になる力。
そして、
「これが好き。」
と素直に言える力です。
私は、
その心がある限り、
人は何歳になっても、
新しい自分と出会えるのではないかと思っています。
けれど、
ここで一つ、
新しい疑問が生まれました。
普通なら、
あれほど苦しい出来事を経験したら、
好きだったことまで、
嫌いになってしまっても、
おかしくありません。
それでも、
マイケルは、
最後まで歌い続けました。
最後まで、
子どもの心を失いませんでした。
マイケルの人生をさらにたどっていくと、
その理由が、少しずつ見えてきました。
📖note シリーズ
心に残った気づきや、その時に受け取ったことを、短くまとめています
▶子どもの心は、大人になっても消えない。― マイケル・ジャクソンから教わったこと ―
https://note.com/beat_club2025/n/n77c2d4c56695

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